タイトルに困る一日

今日は書くことが無い。無いわけではないけれど、書き様が無い。いろいろ考えてはいるのだけれど、整理できてない。過去ログ読み直しているのだけれど、考えがまとまらない。つまるところ、何か鬱だ。英文読んだせいかもしれない。三日坊主になりそうっぽい。言葉が理解できないということがプレッシャーになる。ああ、思い出した。僕は小学校の六年間英語の塾に通っていた。教師は全員外国人。レッスンは少人数だった。*1けれど、英語が話せるようにはならなかったし、読み書きできるようにもならなかった。今から思うと、詐欺だったと思う。何しろ、教師にやる気というものがまったく感じられなかった。言葉を理解しないだけでなく、全く懐かない外国人のガキに連中は冷たかった。そして僕も理解できない言葉をオウム返しに返すばかりだった。何の親近感も覚えなかった。ミッシェルとエリックという教師だった。もう一人いたような気がする。よく覚えていない。すぐやめたんじゃないだろうか。連中のフルネームは知らないし、外国人にフルネームがあって、しかも日本人とは逆だと知ったのは中学生になってからだ。*2連中は日本語がほとんど喋れなかった。連中から学び取ることができたのはアルファベットの読み方と、二十までの数の数え方と、いくつかの単語くらいだ。何であんなものに六年間も通い続けたのかというと、小学校に上がる頃母に英語塾に通わないかと言われたからだ。断る理由など無かった。そもそも習い事など今まで行ったことが無かったので、それがなんなのかわからなかった。いや、それはどうでもいい。塾までは歩いて通っていた。母と一緒に六年間だ。二十分ほどの距離だったと思う。毎週一回往復した。団地とその駅前の間に開けていない場所があった。竹やぶや雑木林やお寺のある小高い丘で、そこを通るのが楽しみだった。授業時間の不毛な一時間などそのための尊い犠牲のようなものだった。母は僕に「英語ちょっとはわかるようになったん?」と訊いた。もちろん僕は、無言でうなずいた。嘘ではなかった。アルファベットが読めるようになったし、二十までの数の数え方もわかるようになったし、いくつかの単語も覚えた。何を覚えたかというと、「アップル」はガチだ。外人がカードをいくつもめくっていって、そのうちの一つを覚えたものだ。「フロッグ」も覚えた。カエル、という意味だ。すぺるはrかlかわからない。他は今は思い出せない。小3か小4の頃、日本人の教師に教わったことがある。ロングヘアを束ねた中年の女性だった。夏でも冷房が冷えるのか、ショールを肩に羽織っていたように思う。本当にそうだったか記憶が定かではない。違ったかもしれない。その先生に教わったおかげで一旦は単純な英語の文を読めるようになった。「This is a pen.」とかいったレベルのものだったと思う。けれど、それまでは二年は英語塾に通っていたのにそんなことは教わった覚えが無い。本当にいったいどういう授業を受けたのかトンと記憶に無い。サボったことなど一度も無いのに。何か、それまでにないタイプの女性だと感じたのは事実だ。母はかなり押しが強いタイプで、まるで父のような頼もしさを感じる一方で、プレッシャーでもあった。小学校の一、二年の先生も三十そこらだったけれど、かなりしっかりしているというか、厳しい先生で、気が休まるということが無かった。しかも、その先生、うちの母を何か尊敬していたように思う。実際、母と先生は親子と言っていいくらい年が離れていたこともあった。ああ、もう遅いのでこれまで。続き書けるだろうか。記憶の底に封印されやすいので、一度途切れると思い出せるかどうか。

*1:注 爆発ではない

*2:ちなみに二学期になって英語のテストで68点取ってしまった。三人称を理解できていなかった。