はてな砂漠の由来について

このブログのタイトルは「はてな砂漠」という。キーワードには「はてな砂漠」という項目があるけれど、無論僕が作成したものではない。偶然の一致だ。自分のブログのタイトルを検索エンジンの検索バーに入れて検索したことがあるだろうか。その頃PVは1000いっていただろうか。ほとんどすべて僕が踏んだものだったと思う。そんな状況で検索してみた。面白半分だった。Googleで検索して、もし自分のブログが引っかかったら面白いな、という感じだった。自分のブログが引っかかっていた。Google凄いな、こんなブログも拾ってるのか、と感心した。そして一瞬で飽きた。僕以外の人が取り上げていないか気になった。あった。取り上げられていた。
はてな砂漠とは - はてなキーワード
内容を一読してみて頭から血の気が引くと同時に、体の表面が静電気が走ったようにそわそわした。馬鹿にされている。そう感じた。と同時に誰がこんな酔狂な事をして楽しんでいるのか、キーワード化するくらいだから、複数人でホームレスでも見つけていたぶる様に僕のブログを晒し上げ嘲笑しようとしているのか、いや、これはいわゆるフィッシングという奴ではないのか、はてなの中でもPVが少なくて被害に遭ってもすぐには目立ちにくそうなブログを引っ掛けるような、いかがわしいサイトではないかとさえ思った。けれど、よく見てみると、凄くよくできているし、このページからクレジットカード番号*1を入力させたり、なんかインストールされたりといったことはなさそうだ、という気がしてきた。本当は「はてな砂漠」を含む日記という奴に表示されているサイトに行ってみたかっただけなのだけれど。それらのブログを見てみた。どうやら僕のブログについて書かれたものではないらしいとわかって、安心感で体がロケットで宇宙から帰ってきて地球に降り立ったみたいにどっと重くなり、脱力して下半身に力が入らないことに気づいた。そして、なんだかがっかりした。昨日の夕飯のメニューだとかを記録し始めたのはそれからのことだ。別にアクセスアップを狙ってのことではない。というか、アクセスアップを狙うために昨日の夕飯のメニューを書き続けるとしたら狂気の沙汰だ。*2むしろ一度見た人間は次から絶対見ないという、アクセスの一方通行だ。ではなぜ長文化しはじめたのかと言うと、実際僕にもわからない。タイピングに慣れてきたというのもあるかもしれない。タイピングに時間がかかりすぎると、心に浮かんできたことを書き留める前に頭から消えてしまう、ということが多くなる。特に心の機微、というと大げさだが、ちょっとしたさざ波みたいな心の動きというか。そうなると、何か思い浮かんでもそれを表現すること自体が億劫になる。タイピングが早くなってきたおかげで、一瞬で流れ去ってしまうそれらの印象を記録し、後の自分の気持ちと照らし合わせやすくなった。僕は飽きやすいし、忘れやすい。
だから後で見返すことができると助かる。あれ、僕は長文化した理由について書いていたのだった。すっかり忘れていた。

*1:親のやつ。当然ですが。ネット上ではクレジットカードではないと支払いできない、というものが結構あってへこむ。

*2:そんなサイトもあるけど、そこはちゃんとデジカメ写真が載っている。