無題無題

今日もまた十時過ぎに起きてしまった。寒くなって布団を厚いのに替えてから、一気に睡眠時間が長くなった。まあ、ここ数日かなり長い距離散歩して疲れているというのもあるけど。実際八時間以上寝ているにもかかわらず、起きてもまだ強い眠気を感じた。今日は新聞が休刊日だった。すぐにパソコンの電源をつけた。そしてすぐに昼飯の時間になった。クリームシチューは生クリームが入ってコクが…ありすぎた(笑)。

その後は火狐の拡張を削除して、もう一回入れ直したりしていた。新しいのも入れてみた。「Search Button」は、ブラウザ右上の検索バーの拡張。通常、検索バーに入力して検索するときは、Enterキーを押して検索結果に飛ぶのだけれど、これが同じタブで開かれてしまう。この拡張を入れると、カスタマイズから検索バーの横に→マークのボタンをつけることができるようになり、これをホイールクリックすると、別のタブで開かれるので便利。あと、「Cache Viewer」というのも入れた。これは、火狐のキャッシュが見られる。通常キャッシュを見ようと思ったら、検索してキャッシュのフォルダに飛ぶと思うのだけれど、これはツールから直接見られる。しかも直接画像などを保存できる。フラッシュの保存なんかに便利なんじゃないだろうか。

親父は二時過ぎに出て行った。今日から向こうに泊まるそうだが、まだわからないらしい。

夕飯の後、母の話を延々聞かされた。もうあんたとお父さんの二人で暮らせ、私は出て行こうかと思っていると母は言った。そして、あんたはもう大人だから私には扶養義務は無いとも。僕は黙っていた。答えようが無かった。嫌だけれど、母がそうしたいなら仕方ないと思った。けれど、母は僕に選べと言う。どうしろと言うのか。母は父が僕が子供の頃、よく置き引きにあったり、酔って怪我をして、その分だけでも百万円は損しているなどと言った。僕を幼稚園に送ってから、親父が入院している病院に見舞いに行ったり、親父の給料が余りに少ないので、入院費が生活費を圧迫し、碌なものを食べられない日が何度もあったとも言った。親父は前の単身赴任先で家賃が要らないのに、六万円も貰って何に使っていたのかとも言った。以前の職場でも、マネージャーになったことがあったけれど、親父は勉強しなかった。親父は別の部署に代えられたことに文句を言っていたけれど、そうなって当然。私が上司なら選んでいない。今度の職場も長く続くはずがないと言った。僕を施設に送ったり、専門学校に通わせたりした分で一千万かかっている、大学へ行ったのと同じだけの金額が無駄になった、とも言った。僕が小中学生の頃通った塾の分の月謝も今から考えれば無駄だったとも言った。母は僕が施設にいて、親父が単身赴任していた頃、気が楽だったと言った。私は交友の幅が広いから、あんたの小学校の頃の同級生でもう結婚した人も知っている。子供もいる。その人に、○○くんどうしてますかと訊かれ、答えられなくてごまかしたと言った。来年であんたは二十五だ。お父さんはあんたが二十五の頃にあんたのお父さんになったとも言った。これらを表現を変え例を替え、何度も何度も何も言わない僕に向かって、三時間にもわたって繰り返し繰り返し叩きつけた。僕は何も考えられなかった。途中から殆ど何も覚えていない。ずっと椅子に座っていて、腰を傷めた。まるで洗脳のようだと今になって思う。普通の人は、自分が苦しいという状態を三時間も延々と一言も喋らない相手に向かって休みなしにまくし立てることができるものなんだろうか。結局最後は来年からは何とか今の状態を打開するよう努力するようにといった話になった。母はまた明日は朝早くから出掛けるというので、早く寝た。母は今年で六十六歳になった。