夜中に何度も起きた。ほとんど三十分ごとに目が覚めては昨日見た統合失調症の患者の父親のサイトのことを思い出し、自分もおかしくなってしまうのではないかという妄想が頭から離れなかった。そして暗闇の中、窓の外から薄ぼんやりとした街灯の光が部屋に入っていることに気がついて、少し気が和んだ。気がつくと寝転んだままの視界の端に紺碧の空がのぞいていた。憔悴したまま体を起こして布団を片付けた。窓を開けると強い風が吹き込んできた。いつも通りやかんを火にかけ、顔を洗い、トイレに行った。今でテレビを見ている両親に挨拶をし、茶を淹れた。新聞はさっと目を通しただけだった。実際何にも内容を覚えていない。今日は九時過ぎに飯を食べた。こんなに早い時間に飯を食べるのは最近珍しい。自室に戻って、身体が形を保てずに軟体動物にでもなったように体重を支えているのが辛くて、床に横になった。寝不足なのだから眠ろうと思ったのだけれど、目は覚めている。けれど瞼は重くて開けていられない。何度も閉じた目を開いてしまう。そのたびに寝返りを打つ。腕を枕代わりにして身をかがめて丸くなって眠りがやってくるのを待った。だけど身体のほうは疲れていないらしい。当然だけど。眠れないので起き上がりパソコンの電源を入れた。親父は十時過ぎに出て行った。今日は何時に帰れるかわからないらしい。

十二時過ぎまでネットしていた。今日は涼しかった。日差しが柔らかくなったせいか湿度が低くなってきたせいなのか、地面の近くを吹きぬける風は乾いてさらさらして気持ちよかった。やはりしんどくて椅子に座っていられなくなり、床に身を横たえた。
とりあえずアップ。今日はもう書かないかも。明日続きを書くとしたらこの下に書き足す。ワードパッドで書いた。何か書いてるうちにブラウザで起こったのと同じこと、つまり変換キーやスペースキー、Enterキーを押してもいないのにそのまま決定されてしまうという症状が表れた。これはどんな人のパソコンにおいてもよく起こるものなのだろうか。今のところ他のテキストエディタではこういう現象は確認していない。ほとんど使っていないからわかっていないだけかもしれないけど。